福田首相
何とも言えませんね。
安○さんよりはマシな終わり方?
引用URL:
http://www.asahi.com/politics/update/0901/TKY200809010291.html?ref=reca
首相会見〈1〉「政治空白つくることは許されない」
1日夜の福田首相の記者会見の主な内容は、次の通り。
昨年、私は安倍前総理からバトンを引き継ぎました。9月26日に総理に就任以来、1年近くたったわけでございます。正直申しまして、最初から、政治資金の問題、年金記録問題、C型肝炎問題、防衛省の不祥事など、次から次へと積年の問題が顕在化し、遭遇をいたしました。その処理に忙殺されました。
将来を見据えながら、目立たなかったかもしれないが、これまで誰も手をつけなかったような国民目線での改革に着手いたしました。例えば、道路特定財源の一般財源化、消費者庁設置の取りまとめ、国民会議を通じて社会保障制度の抜本見直しをするといったようなことです。最終決着はしていませんけれども、方向性は打ち出せた。
さらに今年に入ってガソリンや食糧の高騰に国民や中小零細企業と農家が苦しむ中、強力な布陣のもとで総合的な対策をとりまとめることができた。臨時国会では、(その)対策のための補正予算、消費者庁設置などの重要案件を審査する。
国民生活のことを考えるのであれば、政治の空白をつくり、政策の実行を止めることは許されない。新しい布陣のもとに政策の実現を図らなければならないと判断し、辞任することを決意した。国会の実質審議を前にしたタイミングで、国民にも迷惑がかからないと判断した。
引用URL:
http://www.asahi.com/politics/update/0901/TKY200809010306.html?ref=reca
首相会見〈2〉「小沢代表と胸襟開き話したかった」
2008年9月1日22時16分
――いつの段階で辞任を決意したのか。政権を投げ出した形になるが、政治不信が高まるのではないか。
私は、これからの政治がどうあるべきかということを考えてきた。(辞任は)先週末に最終的な決断をした。
――消費者庁の成果は道半ば。仕上げる責任はだれにあるのか。(首相を)辞めること自体が混乱を招く。
消費者庁は大体、法案は決まった。ここまでまとまれば、国会で野党とどういう話し合いをしていくかはお任せするしかない。私が続け、国会が順調にいけばいい。そういうことはさせないと野党が言っている限り、私の場合、困難を伴うのではないかと思う。政治空白を作らないためには今がいい時期。私が、いろいろ考えて判断した結果、新しい人に託した方が、よりよいという判断をした。
――(1日)夕方に(自民党の)麻生太郎幹事長と何の話をしたか。自ら幹事長にした麻生氏を引き続き支持するのか。
今日は麻生幹事長と町村官房長官に来ていただいて、説明を申し上げた。いろいろなやりとりがあった。その後のことは自民党の党内でどうするということだが、総裁選の日取りを決めていただきたいと麻生幹事長にお願いをした。
――民主党との間で国会(運営)は難航したが、民主党の小沢代表に言いたいことは。
ねじれ国会で苦労させられた。話し合いができないことがあった。重要法案に限って聞く耳を持たずということが何回もあった。小沢代表には「国のために胸襟を開いて話し合う機会を持ちたかった」と申し上げたい。
――総理は1カ月前に自身の手で内閣改造、かなり大幅な改造をしたばかり。国会も迎えないうちに自ら辞職という形をとったことへの見解は。
私が1カ月前に内閣改造したということ、なぜ1カ月後に総理自身やめるのかということで、これは、もっともなお話だと思います。私も内閣改造をしたときには少なくとも、重要な案件について何とかしたいという意欲を持っておりました。特に経済については特に重視しなければいけないという思いがございました。しかし、それが先週末に一応の決着を見たということであります。じゃあ、いま現在、どうして組閣当時と考え方が変わったのかと申しますと、そのあとのいろいろな政治の状況がありますので、そういうことを勘案して、この臨時国会が少しでも順調にいくようにと考えましてね。また野党は、解散、解散とあおるわけですね。解散ということがありますとね、それは議員心理というものは、いろいろございますので、そういう議員心理の結果ですね、また政治情勢が不安定になってはいけない。そういうことになった場合には、国会だけの話じゃない。国会議員だけの話ではない。国民全体にご迷惑をおかけする。これが一番いい時期だと思っています。
――総理の会見がひとごとに聞こえるという話があった。自民党を中心とする政権への影響は。
順調にいけばいいですよ。それに越したことはない。私の先を見通す目の中には、順調でない可能性がある。その状況の中で不測の事態に陥ってはいけない。ひとごとのようにとあなたはおっしゃっているが、私は自分自身を客観的に見ることができる。あなたと違う。そういうことです。
引用URL:
http://www.asahi.com/politics/update/0901/TKY200809010287.html
福田首相が辞任表明 公明と対立、「ねじれ」も展望なし
2008年9月1日22時37分
福田首相は1日夜、首相官邸で緊急に記者会見し、辞任する考えを表明した。衆院解散・総選挙の時期やインド洋での補給支援特措法の延長問題などをめぐって公明党との路線対立が露呈。対決姿勢を強める民主党との間で「ねじれ国会」を乗り切る展望が開けないなか、これ以上の政権維持は困難と判断した。首相の退陣を受け、自民党は後継を選ぶ総裁選に入る。
首相は会見で「先の(通常)国会では民主党が重要案件の対応に応じず、国会の駆け引きで審議引き延ばしや審議拒否を行った」とし、「今度開かれる国会でこのようなことは決して起こってはならない。そのためにも体制を整えた上で国会に臨むべきだと考えた」と辞任の理由を説明した。
この時期の辞任表明については「今が政治空白をつくらない一番いい時期だと判断した。不測の事態に陥ってはいけない」と述べ、秋の臨時国会召集前に決断したことを強調した。公明党が年末年始の解散・総選挙を視野に補給支援特措法の再議決に難色を示し、経済政策でも赤字国債発行につながる可能性の高い定額減税を主張するなど、同党との距離が広がっていたことも辞任の決断の背景にあるものとみられる。
辞任を決断した時期については、総合経済対策のとりまとめを受けた先週末だったことも明らかにした。
首相は「与党が過半数割れのなか、困難を承知で(首相を)引き受けた。最初から政治資金の問題、年金記録問題、C型肝炎、防衛省の不祥事など次から次への積年の問題が顕在化したことに遭遇し、その処理に忙殺された」と振りかえった。その一方で、道路特定財源の一般財源化や消費者庁構想、社会保障制度の抜本見直しなど自らが手がけてきた政策をあげ、「最終決着はしていないが、方向性は打ち出せた」と述べた。
福田首相は昨年9月、安倍前首相の突然の辞任を受けて首相に就任した。「ねじれ国会」打開のため、民主党の小沢代表との大連立を狙ったが、小沢氏が民主党執行部の反対にあい、不調に終わった。その後、日本銀行総裁人事や道路特定財源をめぐる国会運営の混乱などもあって、支持率が低迷した。政権の浮揚が期待された7月の北海道洞爺湖サミット後も、内閣支持率があがらず、公明党から「福田首相の下では総選挙を戦えない」との声があがっていた。
首相は局面を打開するため、先月2日に内閣改造を行ったが、支持率は低迷。新内閣で起用した太田農水相に事務所費の問題が浮上するなど厳しい政権運営が続き、安倍前首相と同様に政権を途中で投げ出す形になった。
首相の辞任表明を受け、自民党は臨時国会前に総裁選を実施する。新首相が選出されれば、新首相のもとで年内に解散・総選挙に踏み切る可能性も出てきた。一方、予定されていた外交日程への影響も大きい。9月24、25の両日予定していたニューヨークの国連総会への出席は見通しがたたなくなった。北朝鮮が約束していた、秋までの完了を目指すとしていた拉致問題の再調査への影響も避けられないと見られる。
福田首相は就任前の昨年9月の記者会見で、首相の「辞め方」について問われ、「出処進退はきちんとしなければいけない。辞めた後どうなるかに影響してくる。総理大臣の場合は、日本全体のリーダーなので極めて重い」と述べていた。その上で「退陣の時期を決断するのは、大変重い決断だ。このことに、政治家はすべてを賭けてもいいと思っているくらいだ」と語っていた。
引用URL:
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-080901X264.html
福田首相が辞意を表明=在任1年、政権運営行き詰まり−麻生氏が後継の軸に
2008年9月1日(月)22:30
福田康夫首相は1日午後9時半から首相官邸で緊急記者会見し「新しい布陣の下、政策実現を図らねばならないと判断し、辞任することにした」と述べ、退陣を表明した。求心力低下が指摘される中、12日召集予定の臨時国会を乗り切るのは困難と見て、自らの退陣により、事態の打開を図る必要があると判断した。
首相は8月1日に内閣改造を断行、人気のある麻生太郎氏を自民党の幹事長に起用したが、低迷する内閣支持率に大きな変化はなく、党内からは「福田首相では次期衆院選は戦えない」との声も漏れていた。また、臨時国会の日程や懸案の新テロ対策特別措置法の延長などをめぐり、公明党との関係もぎくしゃくしていた。一方、民主党は、臨時国会で福田首相を衆院解散に追い込むことを目指し、徹底対決する姿勢を鮮明にしていた。
自民党は、福田首相の辞意表明を受け、速やかに総裁選を行い、後継総裁を選出する見通し。麻生氏を軸に後継選びが展開されることになりそうだ。
[時事通信社]
引用URL:
http://news.goo.ne.jp/article/gooeditor/politics/gooeditor-20080901-01.html
福田首相が辞任を表明、決断は先週末に
2008年9月1日(月)21:42
福田康夫首相は、午後9時30分から首相官邸で記者会見し、辞任することを明らかにした。テレビ各社の中継によると、次の臨時国会で景気の総合経済対策や消費者庁に関する審議を控えており、「国民生活のことを第一に考えるなら、ここで政治的な空白をもたらすことなく、新しい布陣で政策を実現を図らなければならない」と辞任理由を述べた。辞任の決断は先週末と明らかにし「国民に迷惑がかからないこの時期を選んだ」と話した。
記者から、安倍首相に続いての唐突な辞任は政治不信になるのではないかと問われ「安倍総理のケースとは違う。安倍さんの場合は健康な問題があった」と述べた。
別の記者からは「総理会見が他人事のように聞こえるという国民からの声もある」との質問され、「他人事のようにとおっしゃったけれど自分自身を客観的に見ることも出来るんです。あなたと違う」と憮然とした表情で答えた。
引用URL:
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080901-OYT1T00635.htm?from=navr
首相の退陣表明、日本経済の動揺は必至
福田首相退陣
福田首相が突然の退陣を表明したことで、景気後退局面に入ったとされる日本経済が、大きく動揺することは必至だ。
先週末に決定したばかりの総合経済対策をはじめ、福田政権が取り組んできた経済政策が軒並み、停滞する事態は避けられそうにない。景気が先行き不安を募らせる中で、政府は、より機動的な経済運営が求められている。
首相の辞任表明でもたらされた政治空白をできるだけ短期間で終わらせ、景気の早期回復に向け、より積極的な政策対応に乗り出すことが何よりも重要だ。
「先週末までの大騒ぎは何だったのか」
総合経済対策の取りまとめに忙殺された財務省の幹部は、首相辞任を知り、ため息をついた。
福田政権は先週末、景気の下支えと物価高への対応を狙った総合経済対策を決めたばかり。対策は、福田首相の指示で策定を急いだだけに、司令塔の突然の退陣に政府内のショックは隠せない。
首相が辞任を決意した背景には、政権基盤の脆弱さに加え、経済政策の手詰まり感が強まったこともある。総合経済対策を取りまとめたものの、公明党に所得税と住民税の定額減税を飲まされたことで、財政健全化路線の凍結を迫られる可能性が強まっていた。
これに対し、ポスト福田の最有力候補とされる麻生自民幹事長は、2011年度に基礎的財政収支(プライマリーバランス)を黒字化する目標の先送りを唱えている。
福田首相は退陣の理由を、臨時国会を前に新しい布陣を構える必要があったなどと説明した。しかし、仮に麻生政権が誕生すれば、次期衆院選に向け、一気に財政再建路線の大幅修正に踏み出す可能性は高い。
財政支出を拡大し、景気に「カンフル剤」を打つ政策は、一時的な景気の下支え効果が期待できたとしても、財政再建路線の放棄は長期金利の上昇などの形で、かえって景気に悪影響を及ぼす可能性もある。
政府が直面している経済政策上の課題には、年金の国庫負担割合引き上げの財源をどう手当するかなど、財政再建への目配りなしでは取り組めない問題も多い。
福田政権の唐突な幕引きによって、日本の経済運営に対する海外からの信頼も大きく揺らぐ公算が大きい。新政権は、日本経済に対する国際社会からの信認回復が求められる。国内では総合経済対策の実行や税制の抜本改革に向けた議論に向けて国民の信頼をどう回復するかが問われる。ポスト福田政権は国内外に極めて高いハードが待ち受ける。
(2008年9月1日22時07分 読売新聞)
引用URL:
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080901-4146106/news/20080901-OYT1T00626.htm
なぜ、いま」…首相退陣に驚き、失望、戸惑い
「次から次へと、積年の問題が顕在化してきた。体制を整えた上で国会に臨むべき」――。就任から約1年。福田首相は1日夜、首相官邸で緊急記者会見を開き、突然の辞任に至った理由を淡々と語った。
「なぜ、今辞めなければならないのか」「解散・総選挙対策なのか」。支持率の低迷にあえいだ福田首相は、これを挽回(ばんかい)するため、1か月前に改造内閣を発足させたばかり。国民の間には、驚き、失望、戸惑いが広がった。
「政策実施の歩みを止められない」「大きな前進のための基礎を築けた」
1日午後9時半から始まった首相官邸での緊急記者会見。福田首相は辞任を決意した心境を淡々とした表情で語った。
昨年9月からの在任期間を振り返り、「参院選で過半数割れとなり、正直、政治資金、年金など積年の問題の処理に忙殺された」と、前政権などの負の遺産を強調する言い回しを最初は繰り返したが、続けて「将来を見据えて、誰も手を付けなかった国民目線での改革に着手した」と、“実績”も強調。
時折、笑みも浮かべながら、消費者庁設置などの重要法案が審議される今月12日召集の臨時国会に向け、「体制を整えた上で臨みたい。政治の駆け引きで空白を作ってはいけない」と辞任を決意した理由を語った。
その後の質疑応答で、この時点の辞任はかえって政治的な空白を招くのではないかという質問が飛ぶと、それまでの淡々とした表情が険しくなり、「無責任と言われると思うが、では、すべて私がやらなくてはならないのか」と語気を荒らげる場面も。「今が政治空白を作らない一番の時期と考え、新しい人に託した方がより良いと考えた」と続け、「私がこのまま続けるのと、新しい人がやるのとでは、間違いなく違う結果になる」と付け加えた。
福田首相の地元である群馬県でも、突然の辞任表明に驚きの声があがった。
福田後援会幹部で、高崎市の柳沢本次・元県議は「辞任の前触れはなかったので本当に驚いた。色々な批判にさらされ、辛抱、我慢もこれまでという思いなのだろう」と語った。
(2008年9月1日22時36分 読売新聞)
引用URL:
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080901-4146106/news/20080901-OYT1T00627.htm
「安倍前総理と同じ」「予想していた」首相退陣に街頭の声
東京・JR新宿駅西口で、帰宅途中の東京都世田谷区、杉原まきさん(35)は「驚いたが、やっぱりという感じもする。もともと短期間の首相に据えられていたように思える。ガソリン価格の高騰や、自分が選んだ大臣の不祥事に弱気な対応しか取れなかった」と話した。
またタクシー運転手前原進一さん(60)は「ラジオで聞いて驚いた。今から国会が始まろうとしているのになぜなのか。去年の安倍前総理と同じで、いい加減だ」と語った。
銀座・数寄屋橋交差点で辞任のニュースを知った千葉県印西市の団体職員山田清さん(60)は、「辞任は予想していた。次の選挙を麻生さんで戦うということだろう」と話した。
北海道北見市から出張で上京中の公務員椎名一実さん(50)も、JR新橋駅前で「自民党は、福田首相では選挙で勝てないと思ったのだろう。安倍前首相の尻ぬぐいで、年金や後期高齢者医療の問題など、最初から出来ないことをやらされていたようなものだ」と突き放したように話した。
引用URL:
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080901-OYT1T00613.htm?from=rss&ref=mixi
福田首相が退陣表明、官邸で緊急記者会見
福田首相退陣
緊急記者会見で辞任の意向を表明した福田康夫首相(1日夜、首相官邸で)=関口寛人撮影 福田康夫首相(72)は1日午後9時半から、首相官邸で緊急記者会見を行い、退陣する意向を明らかにした。
首相は、8月1日に内閣改造に踏み切ったが、内閣支持率の低迷から抜け出せず、政権浮揚の展望が開けなかった。来年9月の衆院議員の任期満了まで約1年となり、民主党が対決姿勢を強める中、次期臨時国会の召集前に人心を一新して、今後の政局に備える必要があると判断した。
自民党は近く総裁選を行い、後継総裁を選出する。麻生幹事長が立候補すると見られる。対抗馬として、小池百合子・元防衛相や谷垣国土交通相を推す声もある。
首相は記者会見で、辞任を決断した理由について、「新しい布陣のもとに政策の実現を図っていかなければならないと判断し、辞任を決断した」と述べた。
この時期に辞任を表明した理由については、次期臨時国会召集を間近に控えていることを指摘し、「今が政治空白を作らない一番いい時期と判断した。臨時国会が順調にいくためには、私がやるより、ほかの方がやっていた方がよりよくなるのではないか」と説明した。辞任の意向を固めた時期については「先週末に最終的な決断をした」と明かした。
記者会見に先立ち、首相は1日夕、首相官邸に自民党の麻生幹事長を呼び、約1時間にわたって会談した。会談には、途中から町村官房長官も加わった。首相は、席上、麻生、町村両氏に辞意を伝えた。
首相は8月29日に総合経済対策をまとめ、9月12日に臨時国会を召集し、補正予算案を提出する構えを見せていた。
臨時国会では、新テロ対策特別措置法改正案や消費者庁の設置法案を成立させることに意欲を見せるとともに、衆院解散・総選挙の時期については、できるだけ先延ばしする意向を示していた。
しかし、来年夏の東京都議選に集中したい公明党・創価学会からは、年明けの衆院解散・総選挙を求める圧力が強まっていた。与党内には、支持率の低い首相のもとで衆院選を戦うのは難しいとの声が広がっていた。
首相は昨年9月、安倍前首相の退陣を受けて就任し、安倍改造内閣の17人の閣僚のうち、13人を再任した。政権発足当初から、民主党が参院で第1党を占める「ねじれ国会」が足かせとなり、政策面で実績を上げられずに苦しんだ。
昨年11月には、民主党の小沢代表と会談し、自民、民主両党による連立政権構想を協議したが頓挫。民主党が対決姿勢を強める中、今年6月には参院で戦後初の首相に対する問責決議が可決された。
首相は今年7月に、北海道洞爺湖サミットの議長を務め、8月初めに、政権発足以来初めての内閣改造を断行し、自前の内閣で政権浮揚を目指した。しかし、その後も支持率の低迷が続いていた。
(2008年9月1日22時08分 読売新聞)
引用URL:
http://www.asahi.com/politics/update/0901/TKY200809010317.html
福田内閣の歩み、当面の政治日程
2008年9月1日22時44分
〈福田内閣の歩み〉
9月12日 安倍前首相が辞任表明
14日 自民党総裁選立候補表明
23日 総裁選で当選
26日 第91代首相に就任
11月2日 民主党の小沢代表と会談して大連立で合意するが、民主党幹部の反対で頓挫
12月27日 中国訪問。胡錦濤国家主席と会談
1月11日 補給支援特措法を衆院3分の2の多数で再可決
2月24日 韓国訪問。李明博大統領と会談
3月27日 道路特定財源を一般財源化する方針を記者会見で表明
3月31日 道路特定財源の暫定税率期限切れ
4月30日 ガソリン税暫定税率を復活させる税制改正関連法を衆院3分の2の多数で再可決
5月7日 来日した胡主席と会談
5月13日 改正道路整備財源特例法を衆院3分の2の多数で再可決し、ガソリン税などの暫定税率が復活
7月7日 北海道洞爺湖サミット開催。議長を務める
8月1日 内閣改造と党役員人事。麻生太郎氏が幹事長に就任
8月29日 政府が総合経済対策をまとめる
9月1日 辞任表明
◇
〈当面の政治日程〉
秋 臨時国会召集
10月 アジア欧州会議(24〜25日、北京)
11月 米大統領選(4日)
アジア太平洋経済協力会議(20〜23日、ペルー・リマ)
12月 ASEANプラス3(日中韓)首脳会議(16日、バンコク)
09年度予算編成
09年
1月 補給支援特措法期限切れ
通常国会召集
6か7月 東京都議選
9月 衆院議員任期満了
引用URL:
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080901/plc0809012245012-n1.htm
【福田退陣】「わずか1年で…」 海外メディアも驚き
海外のメディアは1日、福田康夫首相の辞任表明を東京発の速報で伝えた。
英紙タイムズ(電子版)は「わずか1年で衝撃の辞任」の見出しで、辞任が安倍晋三前首相の辞任から1年後であるとして、「福田首相の突然の辞任は日本の政治をさらなる混沌に陥れた」などと伝えた。
AP通信は「不人気の福田首相が就任1年もへないうちに辞任を表明した」とし、「政治的空白を回避するための判断」との首相の言葉を報じた。ロイター通信は「首相が衆参のねじれ国会に腐心していた」と指摘し、衆院選前にも首相交代の見通しが浮上していたと伝えた。
英BBC放送(電子版)は「政権は急速に支持を失っていた」として、年金記録紛失問題や景気低迷などが首相の悩みを増幅させたと指摘。米紙ニューヨーク・タイムズや英紙フィナンシャル・タイムズもそれぞれ電子版でAP通信などを転電、突然の辞任劇を伝えた。
引用URL:
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080901/plc0809012243011-n1.htm
【福田退陣】野党「無責任」と一斉批判 早期解散を要求
2008.9.1 22:43
このニュースのトピックス:民主党
野党各党は1日、福田康夫首相の退陣表明について「政権を突然投げ出し、無責任極まりない」(民主党幹部)と一斉に批判し、早期の衆院解散・総選挙を強く求めていく方針だ。
民主党内では「驚き」と「あきれ」が交錯。渡部恒三最高顧問は都内で記者団に「安倍晋三前首相に続き、全く無責任な辞め方だ。この国の政治がどうなるのか、心配でたまらない」と述べた。別の民主党幹部は「驚天動地だ。国民に信を問う時だ」と強調した。
社民党の福島瑞穂党首は国会内で記者団に「国民生活が苦しい中で、臨時国会直前に政権を投げ出す首相は全くひどい」と強く批判した。
引用URL:
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080901/plc0809012123009-n1.htm
福田首相が辞任表明「新布陣のもとに政策実現を」 早期解散・総選挙強まる
福田康夫首相が緊急会見で辞任を表明した=1日午後、首相官邸(小野淳一撮影) 福田康夫首相は1日夜、首相官邸で記者会見を開き「新しい布陣のもとに、政策の実現を図っていかなければならない」と述べ、辞任する考えを表明した。首相の突然の辞任で、新首相のもとで早期の解散・総選挙を模索する動きが強まりそうだ。
午後9時半過ぎからの会見で首相は、「国民目線での改革に着手した。方向性は打ち出した。(これまで)野党は審議拒否や引き延ばしをしてきて、時間がかかった。次の臨時国会で同様のことはあってはならない。態勢を整えて臨むべきだ」などとして、新首相のもとで、臨時国会に臨むべきだとの考えを示した。
この時点で辞任を表明した理由については「今が政治的空白を作らない一番いい時期と考えた」とした。辞任を決断した時期については「先週末までに決めた」と語った。
福田内閣は昨年9月の発足から11カ月間が過ぎたばかりだが、衆参両院で与野党構成が逆転する「ねじれ国会」で法案成立に難渋してきた。揮発油(ガソリン)税の暫定税率をめぐる与野党攻防でガソリン価格が1カ月の間に1リットル当たり25円程度上下する混乱を引き起こしたほか、4月に導入した後期高齢者医療制度に関しても「高齢者いじめ」と世論から強い反発を受け、発足当初5割あった内閣支持率は2割程度に低迷していた。
7月には、北海道で開催した主要国首脳会議(洞爺湖サミット)後に、人心一新のため念願の内閣改造を断行したが、大幅な支持率回復はなかった。秋の臨時国会を前に、新テロ対策特別措置法案の延長の是非や新たな経済対策、衆院解散総選挙の時期などで連立を組む公明党との関係も微妙になっていた。
福田首相の後継には、自民党の麻生太郎幹事長らが有力視されている。
引用URL:
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080901/plc0809012300014-n1.htm
【福田退陣】サミット成功したのに残念 洞爺湖町長
2008.9.1 23:03
北海道洞爺湖サミットが開催された洞爺湖町の長崎良夫町長の話 辞任と聞いて、ただただ驚いている。サミット後に官邸で会ったが、サミットが無事終わったことを喜んでいて、辞任する様子もなかった。成功したのは福田康夫首相のおかげでもあり残念だ。今後、サミットで決まったことが、混乱なく成し遂げられていくことを願っている。
引用URL:
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080901/plc0809012300013-n1.htm
【福田退陣】投げ出しの印象ぬぐえず (1/2ページ)
2008.9.1 23:02
福田康夫首相は、1日夜に緊急に行った記者会見で、辞任理由として今度の臨時国会には新しい布陣で臨むべきだとの考えを示した。そこには、民主党が小沢一郎代表の下で対決姿勢を続けることが確実になったことだけでなく、臨時国会の焦点であった新テロ対策特別措置法の延長に公明党が難色を示し、与党の関係にきしみが出始めたことも大きい。さらに、内閣支持率が低迷する中、自身の手で衆院解散・総選挙に臨む自信をなくしたとみられる。しかし、8月2日に内閣改造を断行したばかりであり、安倍晋三前首相と同様、政権を投げ出した印象はぬぐえない。
「内閣改造をしたときは、重要案件を何とかしたいと思い、とくに経済重視をしたい思いはあった。新内閣で経済対策に手をつけたが、後のいろいろな政治の状況があり、臨時国会を順調に行くように、後の方にやってもらった方がよい。野党も解散をあおり、議員心理にも影響する」
福田首相は辞任の理由についてこう総括した。
病気を理由に突然辞任した安倍氏に代わって首相に就任したのが、昨年9月26日。自民党総裁選では麻生派を除く派閥の支持を得たことや、公明党も賛同したことから、困難を承知の上で「背水の陣内閣」と銘打ち、政権運営をしてきた。
しかし、もともと「好きで議員をしているわけではない」という性分から、永田町で強固な人間関係を構築しなかったことや、パフォーマンスを好まずに「他人に手柄をあげようとする」(政府関係者)性格から指導力不足が指摘され、調整でもたつくことがしばしば出た。
就任直後の臨時国会や今年の通常国会では、野党に参院の主導権を握られ、年金問題や「政治とカネ」など「積年の課題」(福田首相)の対応に追われたほか、新テロ特措法などの法案で衆院再議決を強いられる厳しい国会運営を強いられた。
7月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)が終わると、身内であるはずの与党内からも「離反」の動きが顕在化。8月の自民党役員人事や内閣改造では、派閥の横やりや意中の人物が相次ぎ辞退するなどして思うような人事ができなかった。
とくに、公明党は新テロ特措法の延長に消極的な態度を取り、臨時国会の召集時期に口出しした。先週にまとまった総合経済対策にも、財政規律を重視する福田首相に対し、公明党は「バラマキ」との批判がある定額減税を要望、連立離脱もちらつかせながら実現を迫った。このため、臨時国会の最重要課題としていたにもかかわらず主導権を発揮できず、内閣支持率好転につなげられなかった。
さらに、衆院解散・総選挙。与党内には支持率が低迷する福田内閣の下では「戦えない」(若手)との声も日増しに強まっている。
権力闘争にたけた小泉純一郎元首相とは違い、「行政の長」として黙々と政策改題に取り組むことを務めとしてきた福田首相としては、当初は支持してくれた身内の相次ぐ「離反」の動きを目の当たりにして、八方ふさがりの状態にきていた。
福田首相は辞任会見の直前、周辺に「小沢氏がきょう、民主党代表選に出ると言ったからねえ」と述べ、民主党が小沢氏の下で衆院選に臨むことが確定したのを受けて辞任を決断したことをにじませた。
また、福田首相は、記者会見前に自民党の麻生太郎幹事長、続いて町村信孝官房長官に伝えたが、公明党の幹部には一切伝えなかったという。
安○さんよりはマシな終わり方?
引用URL:
http://www.asahi.com/politics/update/0901/TKY200809010291.html?ref=reca
首相会見〈1〉「政治空白つくることは許されない」
1日夜の福田首相の記者会見の主な内容は、次の通り。
昨年、私は安倍前総理からバトンを引き継ぎました。9月26日に総理に就任以来、1年近くたったわけでございます。正直申しまして、最初から、政治資金の問題、年金記録問題、C型肝炎問題、防衛省の不祥事など、次から次へと積年の問題が顕在化し、遭遇をいたしました。その処理に忙殺されました。
将来を見据えながら、目立たなかったかもしれないが、これまで誰も手をつけなかったような国民目線での改革に着手いたしました。例えば、道路特定財源の一般財源化、消費者庁設置の取りまとめ、国民会議を通じて社会保障制度の抜本見直しをするといったようなことです。最終決着はしていませんけれども、方向性は打ち出せた。
さらに今年に入ってガソリンや食糧の高騰に国民や中小零細企業と農家が苦しむ中、強力な布陣のもとで総合的な対策をとりまとめることができた。臨時国会では、(その)対策のための補正予算、消費者庁設置などの重要案件を審査する。
国民生活のことを考えるのであれば、政治の空白をつくり、政策の実行を止めることは許されない。新しい布陣のもとに政策の実現を図らなければならないと判断し、辞任することを決意した。国会の実質審議を前にしたタイミングで、国民にも迷惑がかからないと判断した。
引用URL:
http://www.asahi.com/politics/update/0901/TKY200809010306.html?ref=reca
首相会見〈2〉「小沢代表と胸襟開き話したかった」
2008年9月1日22時16分
――いつの段階で辞任を決意したのか。政権を投げ出した形になるが、政治不信が高まるのではないか。
私は、これからの政治がどうあるべきかということを考えてきた。(辞任は)先週末に最終的な決断をした。
――消費者庁の成果は道半ば。仕上げる責任はだれにあるのか。(首相を)辞めること自体が混乱を招く。
消費者庁は大体、法案は決まった。ここまでまとまれば、国会で野党とどういう話し合いをしていくかはお任せするしかない。私が続け、国会が順調にいけばいい。そういうことはさせないと野党が言っている限り、私の場合、困難を伴うのではないかと思う。政治空白を作らないためには今がいい時期。私が、いろいろ考えて判断した結果、新しい人に託した方が、よりよいという判断をした。
――(1日)夕方に(自民党の)麻生太郎幹事長と何の話をしたか。自ら幹事長にした麻生氏を引き続き支持するのか。
今日は麻生幹事長と町村官房長官に来ていただいて、説明を申し上げた。いろいろなやりとりがあった。その後のことは自民党の党内でどうするということだが、総裁選の日取りを決めていただきたいと麻生幹事長にお願いをした。
――民主党との間で国会(運営)は難航したが、民主党の小沢代表に言いたいことは。
ねじれ国会で苦労させられた。話し合いができないことがあった。重要法案に限って聞く耳を持たずということが何回もあった。小沢代表には「国のために胸襟を開いて話し合う機会を持ちたかった」と申し上げたい。
――総理は1カ月前に自身の手で内閣改造、かなり大幅な改造をしたばかり。国会も迎えないうちに自ら辞職という形をとったことへの見解は。
私が1カ月前に内閣改造したということ、なぜ1カ月後に総理自身やめるのかということで、これは、もっともなお話だと思います。私も内閣改造をしたときには少なくとも、重要な案件について何とかしたいという意欲を持っておりました。特に経済については特に重視しなければいけないという思いがございました。しかし、それが先週末に一応の決着を見たということであります。じゃあ、いま現在、どうして組閣当時と考え方が変わったのかと申しますと、そのあとのいろいろな政治の状況がありますので、そういうことを勘案して、この臨時国会が少しでも順調にいくようにと考えましてね。また野党は、解散、解散とあおるわけですね。解散ということがありますとね、それは議員心理というものは、いろいろございますので、そういう議員心理の結果ですね、また政治情勢が不安定になってはいけない。そういうことになった場合には、国会だけの話じゃない。国会議員だけの話ではない。国民全体にご迷惑をおかけする。これが一番いい時期だと思っています。
――総理の会見がひとごとに聞こえるという話があった。自民党を中心とする政権への影響は。
順調にいけばいいですよ。それに越したことはない。私の先を見通す目の中には、順調でない可能性がある。その状況の中で不測の事態に陥ってはいけない。ひとごとのようにとあなたはおっしゃっているが、私は自分自身を客観的に見ることができる。あなたと違う。そういうことです。
引用URL:
http://www.asahi.com/politics/update/0901/TKY200809010287.html
福田首相が辞任表明 公明と対立、「ねじれ」も展望なし
2008年9月1日22時37分
福田首相は1日夜、首相官邸で緊急に記者会見し、辞任する考えを表明した。衆院解散・総選挙の時期やインド洋での補給支援特措法の延長問題などをめぐって公明党との路線対立が露呈。対決姿勢を強める民主党との間で「ねじれ国会」を乗り切る展望が開けないなか、これ以上の政権維持は困難と判断した。首相の退陣を受け、自民党は後継を選ぶ総裁選に入る。
首相は会見で「先の(通常)国会では民主党が重要案件の対応に応じず、国会の駆け引きで審議引き延ばしや審議拒否を行った」とし、「今度開かれる国会でこのようなことは決して起こってはならない。そのためにも体制を整えた上で国会に臨むべきだと考えた」と辞任の理由を説明した。
この時期の辞任表明については「今が政治空白をつくらない一番いい時期だと判断した。不測の事態に陥ってはいけない」と述べ、秋の臨時国会召集前に決断したことを強調した。公明党が年末年始の解散・総選挙を視野に補給支援特措法の再議決に難色を示し、経済政策でも赤字国債発行につながる可能性の高い定額減税を主張するなど、同党との距離が広がっていたことも辞任の決断の背景にあるものとみられる。
辞任を決断した時期については、総合経済対策のとりまとめを受けた先週末だったことも明らかにした。
首相は「与党が過半数割れのなか、困難を承知で(首相を)引き受けた。最初から政治資金の問題、年金記録問題、C型肝炎、防衛省の不祥事など次から次への積年の問題が顕在化したことに遭遇し、その処理に忙殺された」と振りかえった。その一方で、道路特定財源の一般財源化や消費者庁構想、社会保障制度の抜本見直しなど自らが手がけてきた政策をあげ、「最終決着はしていないが、方向性は打ち出せた」と述べた。
福田首相は昨年9月、安倍前首相の突然の辞任を受けて首相に就任した。「ねじれ国会」打開のため、民主党の小沢代表との大連立を狙ったが、小沢氏が民主党執行部の反対にあい、不調に終わった。その後、日本銀行総裁人事や道路特定財源をめぐる国会運営の混乱などもあって、支持率が低迷した。政権の浮揚が期待された7月の北海道洞爺湖サミット後も、内閣支持率があがらず、公明党から「福田首相の下では総選挙を戦えない」との声があがっていた。
首相は局面を打開するため、先月2日に内閣改造を行ったが、支持率は低迷。新内閣で起用した太田農水相に事務所費の問題が浮上するなど厳しい政権運営が続き、安倍前首相と同様に政権を途中で投げ出す形になった。
首相の辞任表明を受け、自民党は臨時国会前に総裁選を実施する。新首相が選出されれば、新首相のもとで年内に解散・総選挙に踏み切る可能性も出てきた。一方、予定されていた外交日程への影響も大きい。9月24、25の両日予定していたニューヨークの国連総会への出席は見通しがたたなくなった。北朝鮮が約束していた、秋までの完了を目指すとしていた拉致問題の再調査への影響も避けられないと見られる。
福田首相は就任前の昨年9月の記者会見で、首相の「辞め方」について問われ、「出処進退はきちんとしなければいけない。辞めた後どうなるかに影響してくる。総理大臣の場合は、日本全体のリーダーなので極めて重い」と述べていた。その上で「退陣の時期を決断するのは、大変重い決断だ。このことに、政治家はすべてを賭けてもいいと思っているくらいだ」と語っていた。
引用URL:
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-080901X264.html
福田首相が辞意を表明=在任1年、政権運営行き詰まり−麻生氏が後継の軸に
2008年9月1日(月)22:30
福田康夫首相は1日午後9時半から首相官邸で緊急記者会見し「新しい布陣の下、政策実現を図らねばならないと判断し、辞任することにした」と述べ、退陣を表明した。求心力低下が指摘される中、12日召集予定の臨時国会を乗り切るのは困難と見て、自らの退陣により、事態の打開を図る必要があると判断した。
首相は8月1日に内閣改造を断行、人気のある麻生太郎氏を自民党の幹事長に起用したが、低迷する内閣支持率に大きな変化はなく、党内からは「福田首相では次期衆院選は戦えない」との声も漏れていた。また、臨時国会の日程や懸案の新テロ対策特別措置法の延長などをめぐり、公明党との関係もぎくしゃくしていた。一方、民主党は、臨時国会で福田首相を衆院解散に追い込むことを目指し、徹底対決する姿勢を鮮明にしていた。
自民党は、福田首相の辞意表明を受け、速やかに総裁選を行い、後継総裁を選出する見通し。麻生氏を軸に後継選びが展開されることになりそうだ。
[時事通信社]
引用URL:
http://news.goo.ne.jp/article/gooeditor/politics/gooeditor-20080901-01.html
福田首相が辞任を表明、決断は先週末に
2008年9月1日(月)21:42
福田康夫首相は、午後9時30分から首相官邸で記者会見し、辞任することを明らかにした。テレビ各社の中継によると、次の臨時国会で景気の総合経済対策や消費者庁に関する審議を控えており、「国民生活のことを第一に考えるなら、ここで政治的な空白をもたらすことなく、新しい布陣で政策を実現を図らなければならない」と辞任理由を述べた。辞任の決断は先週末と明らかにし「国民に迷惑がかからないこの時期を選んだ」と話した。
記者から、安倍首相に続いての唐突な辞任は政治不信になるのではないかと問われ「安倍総理のケースとは違う。安倍さんの場合は健康な問題があった」と述べた。
別の記者からは「総理会見が他人事のように聞こえるという国民からの声もある」との質問され、「他人事のようにとおっしゃったけれど自分自身を客観的に見ることも出来るんです。あなたと違う」と憮然とした表情で答えた。
引用URL:
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080901-OYT1T00635.htm?from=navr
首相の退陣表明、日本経済の動揺は必至
福田首相退陣
福田首相が突然の退陣を表明したことで、景気後退局面に入ったとされる日本経済が、大きく動揺することは必至だ。
先週末に決定したばかりの総合経済対策をはじめ、福田政権が取り組んできた経済政策が軒並み、停滞する事態は避けられそうにない。景気が先行き不安を募らせる中で、政府は、より機動的な経済運営が求められている。
首相の辞任表明でもたらされた政治空白をできるだけ短期間で終わらせ、景気の早期回復に向け、より積極的な政策対応に乗り出すことが何よりも重要だ。
「先週末までの大騒ぎは何だったのか」
総合経済対策の取りまとめに忙殺された財務省の幹部は、首相辞任を知り、ため息をついた。
福田政権は先週末、景気の下支えと物価高への対応を狙った総合経済対策を決めたばかり。対策は、福田首相の指示で策定を急いだだけに、司令塔の突然の退陣に政府内のショックは隠せない。
首相が辞任を決意した背景には、政権基盤の脆弱さに加え、経済政策の手詰まり感が強まったこともある。総合経済対策を取りまとめたものの、公明党に所得税と住民税の定額減税を飲まされたことで、財政健全化路線の凍結を迫られる可能性が強まっていた。
これに対し、ポスト福田の最有力候補とされる麻生自民幹事長は、2011年度に基礎的財政収支(プライマリーバランス)を黒字化する目標の先送りを唱えている。
福田首相は退陣の理由を、臨時国会を前に新しい布陣を構える必要があったなどと説明した。しかし、仮に麻生政権が誕生すれば、次期衆院選に向け、一気に財政再建路線の大幅修正に踏み出す可能性は高い。
財政支出を拡大し、景気に「カンフル剤」を打つ政策は、一時的な景気の下支え効果が期待できたとしても、財政再建路線の放棄は長期金利の上昇などの形で、かえって景気に悪影響を及ぼす可能性もある。
政府が直面している経済政策上の課題には、年金の国庫負担割合引き上げの財源をどう手当するかなど、財政再建への目配りなしでは取り組めない問題も多い。
福田政権の唐突な幕引きによって、日本の経済運営に対する海外からの信頼も大きく揺らぐ公算が大きい。新政権は、日本経済に対する国際社会からの信認回復が求められる。国内では総合経済対策の実行や税制の抜本改革に向けた議論に向けて国民の信頼をどう回復するかが問われる。ポスト福田政権は国内外に極めて高いハードが待ち受ける。
(2008年9月1日22時07分 読売新聞)
引用URL:
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080901-4146106/news/20080901-OYT1T00626.htm
なぜ、いま」…首相退陣に驚き、失望、戸惑い
「次から次へと、積年の問題が顕在化してきた。体制を整えた上で国会に臨むべき」――。就任から約1年。福田首相は1日夜、首相官邸で緊急記者会見を開き、突然の辞任に至った理由を淡々と語った。
「なぜ、今辞めなければならないのか」「解散・総選挙対策なのか」。支持率の低迷にあえいだ福田首相は、これを挽回(ばんかい)するため、1か月前に改造内閣を発足させたばかり。国民の間には、驚き、失望、戸惑いが広がった。
「政策実施の歩みを止められない」「大きな前進のための基礎を築けた」
1日午後9時半から始まった首相官邸での緊急記者会見。福田首相は辞任を決意した心境を淡々とした表情で語った。
昨年9月からの在任期間を振り返り、「参院選で過半数割れとなり、正直、政治資金、年金など積年の問題の処理に忙殺された」と、前政権などの負の遺産を強調する言い回しを最初は繰り返したが、続けて「将来を見据えて、誰も手を付けなかった国民目線での改革に着手した」と、“実績”も強調。
時折、笑みも浮かべながら、消費者庁設置などの重要法案が審議される今月12日召集の臨時国会に向け、「体制を整えた上で臨みたい。政治の駆け引きで空白を作ってはいけない」と辞任を決意した理由を語った。
その後の質疑応答で、この時点の辞任はかえって政治的な空白を招くのではないかという質問が飛ぶと、それまでの淡々とした表情が険しくなり、「無責任と言われると思うが、では、すべて私がやらなくてはならないのか」と語気を荒らげる場面も。「今が政治空白を作らない一番の時期と考え、新しい人に託した方がより良いと考えた」と続け、「私がこのまま続けるのと、新しい人がやるのとでは、間違いなく違う結果になる」と付け加えた。
福田首相の地元である群馬県でも、突然の辞任表明に驚きの声があがった。
福田後援会幹部で、高崎市の柳沢本次・元県議は「辞任の前触れはなかったので本当に驚いた。色々な批判にさらされ、辛抱、我慢もこれまでという思いなのだろう」と語った。
(2008年9月1日22時36分 読売新聞)
引用URL:
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080901-4146106/news/20080901-OYT1T00627.htm
「安倍前総理と同じ」「予想していた」首相退陣に街頭の声
東京・JR新宿駅西口で、帰宅途中の東京都世田谷区、杉原まきさん(35)は「驚いたが、やっぱりという感じもする。もともと短期間の首相に据えられていたように思える。ガソリン価格の高騰や、自分が選んだ大臣の不祥事に弱気な対応しか取れなかった」と話した。
またタクシー運転手前原進一さん(60)は「ラジオで聞いて驚いた。今から国会が始まろうとしているのになぜなのか。去年の安倍前総理と同じで、いい加減だ」と語った。
銀座・数寄屋橋交差点で辞任のニュースを知った千葉県印西市の団体職員山田清さん(60)は、「辞任は予想していた。次の選挙を麻生さんで戦うということだろう」と話した。
北海道北見市から出張で上京中の公務員椎名一実さん(50)も、JR新橋駅前で「自民党は、福田首相では選挙で勝てないと思ったのだろう。安倍前首相の尻ぬぐいで、年金や後期高齢者医療の問題など、最初から出来ないことをやらされていたようなものだ」と突き放したように話した。
引用URL:
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080901-OYT1T00613.htm?from=rss&ref=mixi
福田首相が退陣表明、官邸で緊急記者会見
福田首相退陣
緊急記者会見で辞任の意向を表明した福田康夫首相(1日夜、首相官邸で)=関口寛人撮影 福田康夫首相(72)は1日午後9時半から、首相官邸で緊急記者会見を行い、退陣する意向を明らかにした。
首相は、8月1日に内閣改造に踏み切ったが、内閣支持率の低迷から抜け出せず、政権浮揚の展望が開けなかった。来年9月の衆院議員の任期満了まで約1年となり、民主党が対決姿勢を強める中、次期臨時国会の召集前に人心を一新して、今後の政局に備える必要があると判断した。
自民党は近く総裁選を行い、後継総裁を選出する。麻生幹事長が立候補すると見られる。対抗馬として、小池百合子・元防衛相や谷垣国土交通相を推す声もある。
首相は記者会見で、辞任を決断した理由について、「新しい布陣のもとに政策の実現を図っていかなければならないと判断し、辞任を決断した」と述べた。
この時期に辞任を表明した理由については、次期臨時国会召集を間近に控えていることを指摘し、「今が政治空白を作らない一番いい時期と判断した。臨時国会が順調にいくためには、私がやるより、ほかの方がやっていた方がよりよくなるのではないか」と説明した。辞任の意向を固めた時期については「先週末に最終的な決断をした」と明かした。
記者会見に先立ち、首相は1日夕、首相官邸に自民党の麻生幹事長を呼び、約1時間にわたって会談した。会談には、途中から町村官房長官も加わった。首相は、席上、麻生、町村両氏に辞意を伝えた。
首相は8月29日に総合経済対策をまとめ、9月12日に臨時国会を召集し、補正予算案を提出する構えを見せていた。
臨時国会では、新テロ対策特別措置法改正案や消費者庁の設置法案を成立させることに意欲を見せるとともに、衆院解散・総選挙の時期については、できるだけ先延ばしする意向を示していた。
しかし、来年夏の東京都議選に集中したい公明党・創価学会からは、年明けの衆院解散・総選挙を求める圧力が強まっていた。与党内には、支持率の低い首相のもとで衆院選を戦うのは難しいとの声が広がっていた。
首相は昨年9月、安倍前首相の退陣を受けて就任し、安倍改造内閣の17人の閣僚のうち、13人を再任した。政権発足当初から、民主党が参院で第1党を占める「ねじれ国会」が足かせとなり、政策面で実績を上げられずに苦しんだ。
昨年11月には、民主党の小沢代表と会談し、自民、民主両党による連立政権構想を協議したが頓挫。民主党が対決姿勢を強める中、今年6月には参院で戦後初の首相に対する問責決議が可決された。
首相は今年7月に、北海道洞爺湖サミットの議長を務め、8月初めに、政権発足以来初めての内閣改造を断行し、自前の内閣で政権浮揚を目指した。しかし、その後も支持率の低迷が続いていた。
(2008年9月1日22時08分 読売新聞)
引用URL:
http://www.asahi.com/politics/update/0901/TKY200809010317.html
福田内閣の歩み、当面の政治日程
2008年9月1日22時44分
〈福田内閣の歩み〉
9月12日 安倍前首相が辞任表明
14日 自民党総裁選立候補表明
23日 総裁選で当選
26日 第91代首相に就任
11月2日 民主党の小沢代表と会談して大連立で合意するが、民主党幹部の反対で頓挫
12月27日 中国訪問。胡錦濤国家主席と会談
1月11日 補給支援特措法を衆院3分の2の多数で再可決
2月24日 韓国訪問。李明博大統領と会談
3月27日 道路特定財源を一般財源化する方針を記者会見で表明
3月31日 道路特定財源の暫定税率期限切れ
4月30日 ガソリン税暫定税率を復活させる税制改正関連法を衆院3分の2の多数で再可決
5月7日 来日した胡主席と会談
5月13日 改正道路整備財源特例法を衆院3分の2の多数で再可決し、ガソリン税などの暫定税率が復活
7月7日 北海道洞爺湖サミット開催。議長を務める
8月1日 内閣改造と党役員人事。麻生太郎氏が幹事長に就任
8月29日 政府が総合経済対策をまとめる
9月1日 辞任表明
◇
〈当面の政治日程〉
秋 臨時国会召集
10月 アジア欧州会議(24〜25日、北京)
11月 米大統領選(4日)
アジア太平洋経済協力会議(20〜23日、ペルー・リマ)
12月 ASEANプラス3(日中韓)首脳会議(16日、バンコク)
09年度予算編成
09年
1月 補給支援特措法期限切れ
通常国会召集
6か7月 東京都議選
9月 衆院議員任期満了
引用URL:
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080901/plc0809012245012-n1.htm
【福田退陣】「わずか1年で…」 海外メディアも驚き
海外のメディアは1日、福田康夫首相の辞任表明を東京発の速報で伝えた。
英紙タイムズ(電子版)は「わずか1年で衝撃の辞任」の見出しで、辞任が安倍晋三前首相の辞任から1年後であるとして、「福田首相の突然の辞任は日本の政治をさらなる混沌に陥れた」などと伝えた。
AP通信は「不人気の福田首相が就任1年もへないうちに辞任を表明した」とし、「政治的空白を回避するための判断」との首相の言葉を報じた。ロイター通信は「首相が衆参のねじれ国会に腐心していた」と指摘し、衆院選前にも首相交代の見通しが浮上していたと伝えた。
英BBC放送(電子版)は「政権は急速に支持を失っていた」として、年金記録紛失問題や景気低迷などが首相の悩みを増幅させたと指摘。米紙ニューヨーク・タイムズや英紙フィナンシャル・タイムズもそれぞれ電子版でAP通信などを転電、突然の辞任劇を伝えた。
引用URL:
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080901/plc0809012243011-n1.htm
【福田退陣】野党「無責任」と一斉批判 早期解散を要求
2008.9.1 22:43
このニュースのトピックス:民主党
野党各党は1日、福田康夫首相の退陣表明について「政権を突然投げ出し、無責任極まりない」(民主党幹部)と一斉に批判し、早期の衆院解散・総選挙を強く求めていく方針だ。
民主党内では「驚き」と「あきれ」が交錯。渡部恒三最高顧問は都内で記者団に「安倍晋三前首相に続き、全く無責任な辞め方だ。この国の政治がどうなるのか、心配でたまらない」と述べた。別の民主党幹部は「驚天動地だ。国民に信を問う時だ」と強調した。
社民党の福島瑞穂党首は国会内で記者団に「国民生活が苦しい中で、臨時国会直前に政権を投げ出す首相は全くひどい」と強く批判した。
引用URL:
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080901/plc0809012123009-n1.htm
福田首相が辞任表明「新布陣のもとに政策実現を」 早期解散・総選挙強まる
福田康夫首相が緊急会見で辞任を表明した=1日午後、首相官邸(小野淳一撮影) 福田康夫首相は1日夜、首相官邸で記者会見を開き「新しい布陣のもとに、政策の実現を図っていかなければならない」と述べ、辞任する考えを表明した。首相の突然の辞任で、新首相のもとで早期の解散・総選挙を模索する動きが強まりそうだ。
午後9時半過ぎからの会見で首相は、「国民目線での改革に着手した。方向性は打ち出した。(これまで)野党は審議拒否や引き延ばしをしてきて、時間がかかった。次の臨時国会で同様のことはあってはならない。態勢を整えて臨むべきだ」などとして、新首相のもとで、臨時国会に臨むべきだとの考えを示した。
この時点で辞任を表明した理由については「今が政治的空白を作らない一番いい時期と考えた」とした。辞任を決断した時期については「先週末までに決めた」と語った。
福田内閣は昨年9月の発足から11カ月間が過ぎたばかりだが、衆参両院で与野党構成が逆転する「ねじれ国会」で法案成立に難渋してきた。揮発油(ガソリン)税の暫定税率をめぐる与野党攻防でガソリン価格が1カ月の間に1リットル当たり25円程度上下する混乱を引き起こしたほか、4月に導入した後期高齢者医療制度に関しても「高齢者いじめ」と世論から強い反発を受け、発足当初5割あった内閣支持率は2割程度に低迷していた。
7月には、北海道で開催した主要国首脳会議(洞爺湖サミット)後に、人心一新のため念願の内閣改造を断行したが、大幅な支持率回復はなかった。秋の臨時国会を前に、新テロ対策特別措置法案の延長の是非や新たな経済対策、衆院解散総選挙の時期などで連立を組む公明党との関係も微妙になっていた。
福田首相の後継には、自民党の麻生太郎幹事長らが有力視されている。
引用URL:
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080901/plc0809012300014-n1.htm
【福田退陣】サミット成功したのに残念 洞爺湖町長
2008.9.1 23:03
北海道洞爺湖サミットが開催された洞爺湖町の長崎良夫町長の話 辞任と聞いて、ただただ驚いている。サミット後に官邸で会ったが、サミットが無事終わったことを喜んでいて、辞任する様子もなかった。成功したのは福田康夫首相のおかげでもあり残念だ。今後、サミットで決まったことが、混乱なく成し遂げられていくことを願っている。
引用URL:
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080901/plc0809012300013-n1.htm
【福田退陣】投げ出しの印象ぬぐえず (1/2ページ)
2008.9.1 23:02
福田康夫首相は、1日夜に緊急に行った記者会見で、辞任理由として今度の臨時国会には新しい布陣で臨むべきだとの考えを示した。そこには、民主党が小沢一郎代表の下で対決姿勢を続けることが確実になったことだけでなく、臨時国会の焦点であった新テロ対策特別措置法の延長に公明党が難色を示し、与党の関係にきしみが出始めたことも大きい。さらに、内閣支持率が低迷する中、自身の手で衆院解散・総選挙に臨む自信をなくしたとみられる。しかし、8月2日に内閣改造を断行したばかりであり、安倍晋三前首相と同様、政権を投げ出した印象はぬぐえない。
「内閣改造をしたときは、重要案件を何とかしたいと思い、とくに経済重視をしたい思いはあった。新内閣で経済対策に手をつけたが、後のいろいろな政治の状況があり、臨時国会を順調に行くように、後の方にやってもらった方がよい。野党も解散をあおり、議員心理にも影響する」
福田首相は辞任の理由についてこう総括した。
病気を理由に突然辞任した安倍氏に代わって首相に就任したのが、昨年9月26日。自民党総裁選では麻生派を除く派閥の支持を得たことや、公明党も賛同したことから、困難を承知の上で「背水の陣内閣」と銘打ち、政権運営をしてきた。
しかし、もともと「好きで議員をしているわけではない」という性分から、永田町で強固な人間関係を構築しなかったことや、パフォーマンスを好まずに「他人に手柄をあげようとする」(政府関係者)性格から指導力不足が指摘され、調整でもたつくことがしばしば出た。
就任直後の臨時国会や今年の通常国会では、野党に参院の主導権を握られ、年金問題や「政治とカネ」など「積年の課題」(福田首相)の対応に追われたほか、新テロ特措法などの法案で衆院再議決を強いられる厳しい国会運営を強いられた。
7月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)が終わると、身内であるはずの与党内からも「離反」の動きが顕在化。8月の自民党役員人事や内閣改造では、派閥の横やりや意中の人物が相次ぎ辞退するなどして思うような人事ができなかった。
とくに、公明党は新テロ特措法の延長に消極的な態度を取り、臨時国会の召集時期に口出しした。先週にまとまった総合経済対策にも、財政規律を重視する福田首相に対し、公明党は「バラマキ」との批判がある定額減税を要望、連立離脱もちらつかせながら実現を迫った。このため、臨時国会の最重要課題としていたにもかかわらず主導権を発揮できず、内閣支持率好転につなげられなかった。
さらに、衆院解散・総選挙。与党内には支持率が低迷する福田内閣の下では「戦えない」(若手)との声も日増しに強まっている。
権力闘争にたけた小泉純一郎元首相とは違い、「行政の長」として黙々と政策改題に取り組むことを務めとしてきた福田首相としては、当初は支持してくれた身内の相次ぐ「離反」の動きを目の当たりにして、八方ふさがりの状態にきていた。
福田首相は辞任会見の直前、周辺に「小沢氏がきょう、民主党代表選に出ると言ったからねえ」と述べ、民主党が小沢氏の下で衆院選に臨むことが確定したのを受けて辞任を決断したことをにじませた。
また、福田首相は、記者会見前に自民党の麻生太郎幹事長、続いて町村信孝官房長官に伝えたが、公明党の幹部には一切伝えなかったという。


