「困窮者、はよ死ねってことか」 孤独死男性日記に残す

まぁ、そういうことだったのでしょう。
事実がどこにあるのか分かりませんが、心に響く言葉。


参考URL:
http://www.asahi.com/national/update/0730/SEB200707300017.html?ref=goo


「困窮者、はよ死ねってことか」 孤独死男性日記に残す


 辞退届によって生活保護を廃止されて孤独死した北九州市小倉北区の男性(当時52)が、辞退届提出後に「生活困窮者は、はよ死ねってことか」などと日記に書き残していたことが30日、分かった。これまで市が「男性が自発的に出した」としていた辞退届についても、「書かされ、印まで押させ」と強制をうかがわせる記述があった。

 日記の詳細は遺族の了解のもと、生活保護行政検証のための第三者委員会にコピーが公開され、稲垣忠委員長が会見で一部を読み上げた。男性が出したとされる辞退届のコピーも市が公開した。

 市によると辞退届の提出は今年4月2日で、10日付で保護を廃止。男性の遺体は、7月10日に死後約1カ月とみられる状態で発見された。

 日記は、B5判32ページのノートに8ページにわたり、2月からボールペンで書かれていたという。家族への思いや自殺願望ととれる記述が大半を占める一方で、廃止が決まった後に「せっかく頑張ろうと思った矢先切りやがった。生活困窮者は、はよ死ねってことか」と記していた。

 5月末からは「人間食ってなくてももう10日生きてます」などと記し、最後は、6月5日午前3時の日時を記したうえで「オニギリ食いたーい。25日米食ってない」と残していた。

 稲垣委員長は「できるだけ事実に迫って市民と問題意識を共有したい」と一部を公開した理由を説明。「言いようのない孤立感が漂っている」と話した。

 稲垣委員長によると、辞退届について小倉北福祉事務所の担当課長は「(男性の)真意。本人が自らの意思で自立しますと書いたので、結構なことだと(保護を)打ち切った」と説明した。だが、5月25日付の日記に「法律はかざりか。書かされ、印まで押させ、自立指どうしたんか」と書かれていたという。

 第三者委で、小村洋一・保健福祉局長は「自立は本人の気持ちではなかったと思う」と、福祉事務所の不適切な対応を認めたという。

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赤ちゃんポスト:20年前、群馬にも 6年で10人預かる

「子どもを親の都合で殺すな」という言葉が心に刺さるな。
しかし、この後、この子どもは誰が養育していくのだろうか。

参考URL:
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070508k0000m040147000c.html


赤ちゃんポスト:20年前、群馬にも 6年で10人預かる
 

10日にも熊本市の慈恵病院で国内初の「赤ちゃんポスト」の運用が始まるが、その原型ともいえる施設が約20年前、群馬県にあった。戦後、私財を投じて養護施設を設立するなどの活動で知られる、吉川英治文化賞受賞者の品川博さん(99年に83歳で死去)が発案した。死亡した乳児が見つかる事案もあり、活動は6年弱だった。赤ちゃんポストには賛否両論あるが、当時の関係者は「親への批判はあっても、子どもの命を救うことは別の問題のはず」と今回の取り組みを注目している。


 同県大胡町堀越(現前橋市堀越町)の農村に建てられたプレハブの「天使の宿」で86年に設置。畳約2枚の空間を上下に仕切り、布団を数枚敷き詰めた。「子どもを置いたら電気をつけて」と張り紙をし、明かりがつくと約50メートル離れた施設の職員が駆けつけた。80年代は、コインロッカーに赤ちゃんが捨てられたり、「サラ金地獄」による親子心中などが社会問題化した時代。品川さんは「子どもを親の都合で殺すな」と話していたという。


 約6年間で乳幼児約10人が預けられ、5歳以下の3兄弟が一緒に置かれていたことも。「うちの子、元気ですか」と度々電話してくる、母親らしき女性もいたが、名乗り出る親はいなかった。元職員(44)は「1人で赤ちゃん7人を風呂に入れた。頭を支える手がしびれ、指の皮がふやけて腫れた」と振り返る。「捨て子を奨励するのか」という匿名の手紙や電話も何度かあったが、その度に職員は「子どもには罪はない」と答えた。


 品川さんは「親がいつでも迎えに来られるように」と警察や児童相談所などには相談せず、役所でそれぞれの戸籍を作り、品川さんらが後見人となった。厚生労働省は単独戸籍について「法的に問題はない」としており、当時の厚生省は「天使の宿」の存在を把握したうえで、「県が指導する」と資料に記載した。


 しかし、経済的負担は大きく、子どもたちの世話はボランティアが中心だった。92年2月には預ける場所で死んでいる乳児が見つかった。届け出を受けた警察は検視の結果、病死として扱ったが、品川さんにも職員にもこの出来事が重くのしかかり、廃止のきっかけになった。しかし、元職員の成相(なりあい)八千代さん(79)は「救える命を見捨ててはいけない」と話している。


 ▽出産時の親の悩みなどの電話相談をしているNPO法人「ささえあい医療人権センター」(大阪市北区)の辻本好子代表の話 こうした施設は捨て子を助長するという指摘があるが、「天使の宿」は子どもが犠牲になる現状を憂いた、やむを得ない措置だったと思う。その意味で、社会に対する問題提起だったとも言える。捨て子を生まない法的支援や命の重みを若い世代に教えるなど、社会がすべきことはたくさんある。

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